いのちの巡り

 

令和元年台風19号の爪痕の只中にいらっしゃる方に、お見舞い申し上げます。

 

 

4年前に、実家の土手の真向かいで決壊した鬼怒川の痛々しい、切れた土手を思い出します。

 

 

たくさんの日本の水脈が溢れ出て

地球の血管が痛みの限界に耐えていたようで

それは紙一重。

 

 

いろんな川がそれぞれ頑張っていたと思うと、川にお見舞いと感謝を伝えに行こうと台風一過の中でかけました。

 

 

一番近くの、ギリギリのところで持ちこたえた野川という川辺に座り

金木犀の甘い風に揺れる波を見ていました。

 

 

いつでも

あなたのことは私のこと

私のことはあなたのこと。

 

 

湧いてきたのは、紫と白の優しい色合いの喜びで、それを川に、海に送りました。

 

 

自然はただ最善を

愛しい営みを続けています。

 

 

私たちはどうでしょう。

 

 

心というものをもち

 

 

人の痛みに触れて心を痛め

人の優しさで癒されます。

 

 

思い返せば、闇の時代を安心して過ごせたのは、その闇の中で湧いてきた恐怖心を手放し続けたから

 

 

そして何もなくなって

そうしたら怖さもなくなって

闇の中で見出したのは

得がたい感謝の思いでした。

 

 

渦中の人たちを

信頼を持って見守りながら

できることに力を尽くします。

 

 

そして喜びの中にいてもいい

誰かとの比較でなく

 

 

今、目に映ることへの感動と喜びを

そのまま味わっていい 

 

 

苦しみの中にいたときに

その感情は

私だけのものでした。

 

 

誰かに向けて

恨んだり

自分を被害者にすることなく

加害者にもすることなく

 

 

ただ湧いてくる感情を

見守りました。

 

 

それと同じように

喜びにあっても

ただそれは経験すればいい

思い切り

味わったらいい

 

 

悲しみも

誰かと比較して妬んだり

怒ったり

しても構わない

でもそれを、誰かにぶつけることなく

ただただ安心して味わえますよう

 

 

悲しみや苦しみの中にあるとき

悲しみがあったら

何を差し置いても涙を流すことを優先して

苦しかったら

大切な人に助けを求めて

 

 

そうして私は今、生きています。

 

 

同じ

喜びも悲しみも

感動も絶望も

 

同じだけ

人それぞれの中にあるのかもしれません。

 

 

いろんな人が見る風景が

パズルみたいにこの世界をつくるならば

 

 

どの景色も

わたしとあなたの、みんなのもの

 

 

いくつもの川は、一つの海と一つの空に向かっています。

 

 

ただ信頼だけを持ち続けます。

 

 

いまやってきている

すべての体験はいのちの巡りの一コマ

 

 

過去はいつでも

書き換えられて

 

 

書き換えられた過去は

誰かの未来を信頼することにつながると確信して

 

 

 

そして自然へ、まなざしを向けていく時代に

 

 

そんな只中にいる私たち

もっともっと自然に還るため。

 

 

 

篠島の海は

本当に豊かで

 

沖縄で見た海とも

ハワイの海とも違う

 

独特の豊かさで

受動的でありながら与え続ける海でした。

 

夕日は燃えるような赤さで

松島と呼ばれる小さな島の真上から

垂直に伸びる太い虹が空へと消えていきました。

 

 

朝焼けの浜辺で太陽礼拝をしてできた

魚拓のような人型と

いつか海に連れてきたかったクリスタルボウルの写真を載せました。

 

 

次は、春分の日あたりに

お礼参りと奉納に行こうと思っています。