バラバラからの再構築

 

今日、長男の担任の先生から電話があって、

泣きながら友達関係について話をしてくれた旨の連絡を受けた。

 

よかった。

弱みを見せられて。

先生、ありがとうございます。

 

そんな会話をした。

 

家に帰ると、本人はすっきりした表情で

 

「解決した!」

「先生に話してよかった!」

「自分が気づいていなかったことを先生が教えてくれてよかった」

 

とのことだった。

 

 

実はこのところ、頑張りやさんで、背伸びしてはいつも助けてくれていた長男が、弱っていた。

 

原因不明の微熱が続き、首をかしげるチック。

 

 

一緒にいても、イライラが伝わってきて私ともうまくいかない。

 

 

そんな中、あることをきっかけに2人だけで本音で話をすることができた。

 

 

10歳になる長男が「自分は誰なのか?」の自問自答した日々。

 

子どもたちは児童期に、社会の、親の、学校の、友達の…いろんなことを吸収する。

 

それが不調和を起こした時、一度バラバラになり、問いが始まる。

 

「自分は誰なのか?」を再構築するプロセスは辛いけれど、尊い時期に関わらせてもらってた、一つ記録です。

 

 

自分の子どもとは言え、一人の人の権利にかかわることだから

記録できることは少ないかもしれないけれど、悲しいこと、今やっと出せたんだね、今でよかったっていうホッとした気持ち、愛しい気持ちが溢れてくるので書いてみます。

 

 

それから、ある覚悟が決まった

私の成長の記録でもあります。

 

たくさんシェアしたいことはあるけれど、相手があることなので、全部は書けません。

 

日々感じている、仕事で出会う子どもたちやお母さんたちのこと、プライバシー重視の仕事上、わたしの置かれている状況上、すべてを分かち合えないことにもどかしさを感じます。

 

こんなに正直に生きているのに

隠さなければならないのは

どうしてだろう。

 

これは私の個人的な課題なのですが…

 

ブログも一時期のようには更新できなくなっています。

 

でもきっと、深く根を伸ばし、あなたの何かとつながっていくこと、いつかきっと分かち合いの時がくることも信頼しています。

 

 

*****

 

 

先日、私から子どもたちに、何かこうして欲しいことあったら教えて?と聞いてみた。

 

 

次男は、「べつになーい」だった。

 

 

長男は、「話したくない。いろいろありすぎて、わからなくなってきた」

 

 

と顔を歪ませて、下を向いた。

 

 

ママは話を聞きたい、と伝えた。

 

 

顔を伏せながら別の部屋に行ってしまった。

 

 

ドアを閉めて、鍵もかけたようだった。

 

 

これまで、私が向き合わずに逃げてきたことがあるから、ママの今の気持ちも伝えて、ちゃんと話を聞けなかったことを謝って、

もう逃げないことを約束した。

 

 

ここで、あなたの話を聞く。

そこまで辛かったこと、気づけなくてごめん。

まだ遅くないのであれば、

いくらでも時間を取るよ。

大切に思っているから、

 

と私はドアの前に座り込んで、思いをありったけ伝えた。

 

 

そうしたら、泣きながら

 

 

「一言で言ったら、俺の存在は何だ!ってこと!」

 

 

と叫ぶような声が返ってきた。

 

 

よく言ってくれた、と思った。

 

 

全身で思いを伝えてくれてありがとう、と返した。

 

 

一緒に、ドアの向こうの彼を感じていると

自分がバラバラになってしまって、誰なのか分からなくなってしまっているのを感じて、感じたままに伝えた。

 

 

「そうなんだよ!俺は何なんだよ!物じゃないんだ!」

 

 

その思いをしっかり受け止めて

大切に思っていることを繰り返し伝えた。

 

 

「言葉なんて、信じられないんだ!」

 

 

何も信じられなくなってしまっていて、

誰を信じたらいいのかわからなくなってしまっている。

 

 

バラバラになっている彼に伝えられるのは、それでも大切に思っているということだけ。

 

 

今、すぐにそばに行って触れたい、と言うことだけ。

 

 

思春期の入り口に入った10歳の君は

今、大地震が起きていて、家が崩壊寸前。

 

 

壊れてもいい。一緒にもう一度作り直そう。

 

 

私は大地として揺れずにしっかりと立とうと腹を決めた。

 

 

彼は、ぐちゃぐちゃになりながら

 

 

ママが次男ばかりひいきをしていることや、悩みがもっともっと大きくなっていくのはパパとママのせいだと、それが嫌だと言ってくれた。

 

 

私が「ママは他のママよりもお出かけすることも多いし、好きなことばっかりやってるのも嫌なのかな」と聞くと、それは全然嫌じゃない、と。

 

 

(これは余計な質問だった。自分の罪悪感の許しを乞うように聞いた事は相手に失礼だ)

 

 

長男はそれよりも、前は二人だけで食事に行ったりしたのに全然なくなったことが嫌だということだった。

 

 

デートに行こう。

おーちゃん好きなオムライスも作ってあげる。ハンバーグにはとろとろチーズ。

あの、東京で一番美味しいピザ屋さんにも行こう。

そんな話をした。

 

 

「もうこれ1回だけ。ドアを開ける」と、開けてくれた。

 

 

開けてくれたことが、心を開いてくれたみたいで、触れられることがすごく嬉しかった。

 

 

しばらくして、私に、学校と習い事での出来事を涙ながらに話してくれた。

 

 

とても辛い思いをしていたこと。

 

 

本当に、私も辛くなった。

 

 

私ができるのは、彼の辛さを受け止めて、彼を信じること。

 

 

誰かを責めることではない。

 

 

一緒に泣いた。

 

 

泣いて起きたら、二重の目が一重になっていて、そのあどけない顔が生まれたてみたいで笑えた。

 

 

ありがたいことに学校は振り替え休日でお休みだった。

 

 

それでも私は仕事だったから、彼と一緒にはいられなかった。

 

 

けれど、彼を信頼してた。

 

 

夜になって、また

「二人だけで話をしたい」と彼から言ってきた。

 

 

次男に席を外してもらって時間を作った。

 

 

次男には

「今、おーちゃん辛い時だから、応援してあげて」

と言っていたから、以心伝心で言葉以上のことが伝わった。

 

 

次男君は7歳ながらにさりげないところで、おーちゃんに優しくしてくれたり面白いことをして和ませてくれるのには、本当にありがとうって拝みたい気持ちになる。

 

 

家族って、こういうものだなって感覚で知った。

 

 

誰かが辛い思いをしている時、そばにいてあげること。さりげなく、なにげなく支えになること。

 

 

それは、ご飯とか、遊びとか、休暇、リラックス、笑いとか、歌とか踊りとかの分かち合い。

 

 

誰かが対峙してる事に直接手を出すことはできないから、大切に思ってるよと伝えるだけ。

 

 

私にも家族がいるんだ・・・って改めて知った。あたりまえで、忘れちゃうんだね、バカだね。

 

 

子育ての最初の5年間は、無我夢中でとにかく子どもと一緒にいた。

 

 

次の5年間は、目覚めたように自分のことに目を向けて、必死に自分自身に取り組んだ。

 

 

ママはたくさんわがままして、思い残すことがないくらいにいろんな経験をした。

 

 

さあ、君は10歳。わたしは40歳。

 

 

区切りだね。

ここで、私はまた

再構築、自立に向けて、私自身を取り戻していく。

 

 

依存から抜けて、自立する。

 

 

ごめんね、辛い思いをさせて・・・とか

誰かを責めて、こんな思いをさせて!と訴えるとか

 

 

そのどちらでもない、「私」を再構築して、「私たち連盟」を作っていく。

 

 

君が辛い時は一緒に辛いけど

いつも君の力を信頼してる。

 

 

1日後…長男の方から

「ママ、決めたから伝えるね。

とりあえず1年、頑張ってみるよ。

嫌なこと変わるかもしれないし、それでも変わらなかったら、その時また相談するから」と言ってきた。

 

世の中は広いから

一つの場所で自分を決めつけて頑張りすぎないで。いつでも転校だってママは相談にのるし、そうしたいなら力になる。

 

 

でも逃げないで、今のところで過ごす決意も素敵だと思う。

 

 

ということで、私に気持ちを話して、先生にも話をした彼。先生が相手の友達とつなげてくださって、気づきまで伝えてくださった。



泣いて、辛い気持ちを手放せたことで、現実まで変わったという尊き経験になったと思う。

 

 

辛い時期はあるけれど

自分自身になるためのプロセスはどの人にも平等に、子どもにだってもちろん起きている。

 

 

ハナミズキも冬だからこそ見える銀色の美しい枝。



雪の結晶を顕微鏡で覗かなくとも、同じ形など一つもない世界を教えてくれる銀杏の葉っぱ。

しゃがんで見たからこそ。 



***

12月25日のキャンドルナイトは中止となりました。

2017年2月15日からのハワイ島ダンス公演は、引き続き募集しております。

2017年3月23日
イベントワークショップ 
「みんなで育てる 信頼のダンス」
近日中に詳細お知らせいたします。

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