生きてる実感

 

私の名前は千賀子と言います。

 

 

けれどこの名前は早死にしてしまう

波乱万丈な人生を送ると

 

 

とある有名な占い師さんに言われたそうで

娘を思う母は、小学校入学の時に

千賀子と呼ばなくなりました。

 

 

お役所さんで千賀子に二重線が引かれ

まったく違う、ともちゃんという名前が上書きされました。

 

 

千賀子の名前は享年7歳でした。

 

 

早死にした千賀子ちゃんは

そのまま時を止めて

 

 

37歳のころにもう一度

千賀子になりたいと誕生しました。

 

 

千賀子ちゃんは、そのままでは

波乱万丈で早死にすると変えられた女の子。

 

 

変えなきゃいけなかった。

そのまま、じゃいけなかった。

生きてる資格を封印された。

 

 

だから私は千賀子でもう一度生きたい

 

 

太く短くても構わないから

ちゃんと生きたいと願いました。

 

 

本当に生きるってどんなこと?

 

 

私には、小さい子みたいに純粋に知りたい欲求があります。

 

 

人としての感情をすべて味わい尽くしたい、子どもたちのあるがままを応援したい、自分自身のリアルを生きたい、

 

 

その欲求が、たぶん人一倍強いです。

比べたことないけど、たぶん。

 

 

今日も不登校の子に会っていました。

     

 

その子は、私がツボらしく

ゴミ箱にゴミを投げ捨てることとか

股関節がポキっとなる音とか

言葉遣いとかいちいち私のことを笑ってくれます。

 

 

地声の人って初めて見た、とかよくわからないことも言っていましたが、お腹を抱えて涙目で笑う君が面白いよ。


 

なんでもおかしいお年頃は

キラキラ眩しいです。

 

 

子どもたちを見ていると思うことがあります。



それは、綺麗な嘘より

汚い本当、リアルに惹かれる子どもたちがたくさんいるということ。

 

 

リストカットをする子たちは

「血を見ると生きてるっていう実感が湧く」と、申し合わせたかのように口を揃えて言います。

 

 

彼女たちを止めさせようと必死になることは意味がなく、だって生きたいんだもの。

 

 

軽いおしゃべりで自殺したいと台詞を吐く子たちは、お腹すいたとか宿題やりたくないという台詞と同じテンションで死にたい、と言います。

 

 

彼らを注意することにも意味がなく、だって現実感がないんだもの。

 

 

都会の無機質、無感情、無関心、無菌の中、

温室で彼女たちや彼らが感じたいのは、リアル。

 

 

みんな、リアルとかけ離れしまっている

ゆえにリアル、野生に触れたいのだと感じます。

 

 

昔こんな話を聞いたことがあります。

 

 

断崖絶壁のすぐ側で暮らす民族がありました。

 

 

うっかりすると、そこから落ちて死んでしまうような環境の中

 

 

子どもたちの怪我や死亡率が都会のそれよりも圧倒的に低いという。

 

 

ましてや、その環境で、自ら命を絶つという選択をする人はいないとのこと。

 

 

私たちは、死ぬことをリアルに感じた時に、生きるという「ぶっといもの」と繋がれるんじゃないかと思います。

 

 

地球で肉体を持てなくなると感じた時に、地球と太く繋がれる。

 

 

それをグラウンディングというのかもしれません。

 

 

私は昨日まで大分県にいてメタフローラという探求で、第5章のテーマである「死と影」を通過しました。

 

 

私という空に、いつも薄くたなびく「死」というテーマ。

 

 

薄く生きることから、ぶっとく生きることへの探求を橋本和泉さんと仲間たちが支えてくれました。

 

 

グラウンディングしたとき

とても体が重くなっていくのを感じました。

 

 

思考のお喋りは消え

優しい人たちの瞳と雨音がはっきりと見聞こえました。

 

 

自分の命がいま脈打ち、生きたがっているのを感じて、いろんなものが、可笑しくて可愛らしくて。

くすぐったくて、わーっと浮かび上がってくるような体感でした。

 

 

いつでも私たちは死を意識することができます。

 

 

本当のことってなに?

リアルな体感ってなに?



嘘も本当もわからない。

死んでるのか生きてるのかわからない。



そんな疑問を薄っすらでも感じているのなら

自分の闇をそのまま感じてみる、

それが本当に生きていくことへの第一歩な気がします。

 


むかし、「ママのちっちゃなお話」で母が野生である記事を書いたのも思い出しました。

     

 

 スペースDevi5〜6月の予定は

「お知らせ」にある瞑想会、ダンスWS、子どものセラピー勉強会です。

 

 

その他、京都、大分県、岐阜県、山梨県と移動しながら、舞の道やタオ、クンルンのライフワークは続きます。

 

 

ハートの授業のパンフレットができました。お近くの小学校などに配って下さる方がいらしたらお声かけくださいませ。

 

 

ハートの授業は、子どもの感情や心の育ちを理解するための保護者向け、教員向け、養護教諭向け研修会としても、ご依頼いただいております。子どもと関わる方へお届けしたいため、教育や福祉現場に繋がりのある方、パンフレット郵送いたしております。橋渡しのお力添え、よろしくお願いします。

 

◆不定期でコラムを書いています。