ただ居るだけでいいよ

昔の話だが、工事現場の入り口で立っているおじさんになりたいって思ったことがあった。

ただ、立ってるだけのお仕事。

あのおじさんは、立ってるだけで存在価値があるんだ。

日々、人の役に立とうとか、何か役に立つことをしなくちゃと疲れ切っていた私にとって、ただ立ってるだけのおじさんが羨ましく思えた。

「役に立たなければならない」「人に求められなくてはならない」「存在感がなくてはならない」

そんなふうに、自分の無価値観を埋めるための日常は、自分の価値のなさを必死に隠すことと同じなのかもしれない。


いっそのこと、もう虚しさやぽっかり穴を何かで埋めるのはやめにして、自分の価値のなさを感じ切ったらいい。


多くの人はこの虚しさを感じることを怖れる。虚しさの扉を開くのはしんどい作業だから。


だから私のような仕事があるんだとも思うけれど、最終的に扉を閉じるのも、開けるのも、本当は自分の奥底で知っている契約みたいなもの。


いつかの日の約束、覚えてる?


扉を開くのは怖くて、しんどいけれど
本当は知ってる。


この虚しさの向こうには
「ただ存在すること」があるってこと。


ただ居るだけでいい。
そんなおじさんみたいに。


今日も飛行機に並んでいたら、不思議な感覚がやってきた。


目の前に立ってる青いジャンパーの、ただ立ってるおじさんを見て突然泣けてきた。(またおじさんなのは何かの縁ね)


誰しもが、その人であるだけで
この世界に影響している何かがあるんだと。

その人にしかない内包してる輝きに触れたら、触れた人も自分の中にある輝きに触れざるをえない、そんな力が誰しにもあるということ。

***

いま、流れでひとり大分の夜を過ごしています。

空腹と疲れでパタンと…約束の場所にたどり着かず笑。

でも、そのままでいいよって無言の優しさを向けてくれる人が、数年前より増えてる今日のしあわせを感じつつ。

あぁ、気持ちいい。

ますます、「ただ存在すること」を愛しんでいきたいと思うのでした。



スペースDevi5〜6月の予定は

「お知らせ」にある瞑想会、ダンスWS、子どものセラピー勉強会です。

 


その他、京都、大分県、岐阜県、山梨県と移動しながら、舞の道やタオ、クンルンのライフワークは続きます。

 

 

ハートの授業のパンフレットができました。お近くの小学校などに配って下さる方がいらしたらお声かけくださいませ。

 


ハートの授業は、子どもの感情や心の育ちを理解するための保護者向け、教員向け、養護教諭向け研修会としても、ご依頼いただいております。子どもと関わる方へお届けしたいため、教育や福祉現場に繋がりのある方、パンフレット郵送いたしております。橋渡しのお力添え、よろしくお願いします。

 

◆不定期でコラムを書いています。